渡仏5週目の覚書 フランスでの自炊 角煮ラーメン坦々麺
学校が始まって2週目に入り、久々の学生生活にも少しずつ慣れて、毎日の食に気を配る余裕が出てきた。
これまではズッキーニや茄子を買ってきてオリーブオイルと塩胡椒でさっと炒める、パスタやクスクスを用意する、買ってきたお惣菜やシャルキュトリーを並べる、という感じ。それでも十分美味しくて満足なんだけど、時間をかけて料理をすることそのものが好きなので、スーパーや市場、お肉屋さんを眺めてはどれで何を作ったら楽しいか・・と考えていた。
で、Monoprixというスーパーで見つけたのがプライベートブランドの中華麺。
なんとお値段わずか1.65€。人気なのか品切れしていることも多い。物は試しとばかりにラーメンを作ってみることにした。こちらで簡単に入手できる食材・調味料でどんなラーメンが作れるか、これってゲームみたい。
まずはラーメンの下準備として、豚のスペアリブが安かったので角煮を作る。味玉とマスタードを添えて。
そして豚肉を下茹でしたときに出たラードを使ってシンプルなラーメンスープ。鶏がらスープをイメージしたチキンブイヨンをベースに、角煮の漬け汁をかえしとして注ぎ、ラーメンっぽいコクを出すためにネギ生姜ニンニクをラードで炒めてトッピング。チャーシューの代わりに生ハムを乗せて、カイエンヌペッパーを一振りして出来上がり。
あっさり目だけど十分美味しい。ただ、麺がごわついた食感であまり美味しくないのが難点。
麺の欠点をカバーしようと、濃厚スープの坦々麺を試してみることに。豚ひき肉はないので、ひき肉ステーキとして売られている牛ひき肉でネギ肉味噌を作成。味付けはコチュジャンと豆板醤(アジア食材店で購入)、ニンニク、生姜。スープはラクサペースト(こちらもアジア食材店で購入)に練りごまとピーナッツペーストを入れて豆乳で伸ばし、チキンブイヨン少々で完成。トッピングは赤玉ねぎとフライドオニオンにセロリ。
スープの粘度が高くなりすぎてしまった。麺は、長めに茹でてスープを絡めて食べるとゴワゴワ感があまり気にならない。ただ、麺の存在感が無くなるので、パスタでもなんでも同じでは…?という気持ちになる。
週末の読書はLydie Salvayre "La déclaration"。