むかご日記

@霞ヶ関。2021年-2023年フランス留学(エクス・アン・プロヴァンス政治学院→パリ政治学院)

渡仏7週目の覚書 かかりつけ医の登録、履修科目の登録

渡仏7週目 9月27日〜10月3日

f:id:mukago3:20211005001422j:imageワクチン接種2回目から2週間が経つ頃を見計らって、フランスの病院予約サイトDoctolibでかかりつけ医登録のために予約を入れておいた。一度は予約がキャンセルになったので探し直して、街の中心からは少し離れるけど徒歩圏で近場(とはいえ1週間ちょっと先)で空いている病院を予約。初めて向かう地域だったので少し迷ったけど予約時間5分前に到着。朝早めの時間だったからかそんなに混んでおらず、5分くらい待ってすぐに診察へ。

今回の目的はかかりつけ医の登録(これをしないと保険適用率が下がる)をし、コンタクトレンズとピルの処方箋をもらうこと。無事にどちらもできて、渡仏以来少しずつ整えてきた生活基盤関係のことが、これで大体終わった。一安心。あとは税金関係だけど、それはまだしばらく先。

f:id:mukago3:20211005001458j:image大学事務の中庭からの風景。

週の後半には履修科目の登録。まだ始まっていない授業もあるのに今後の履修科目変更は不可と言われて、理不尽だけど、とりあえず登録。今受講中のものと、10月から始まる講義と、11月から始まる講義をそれぞれ一つづつ。集中して取り組める科目数には限りがあるので、興味関心と相談しながら、負担の大きそうな科目はなるべく同時期にならないようにしてみた。

f:id:mukago3:20211005001936j:image先週自然派ワインを買ったお店はしばらくバカンスでお休みになっていたので、スーパーでまとめ買いでお得になっていたロゼをジャケ買いロゼワインは大抵クセがなく何にでも合って美味しく飲める。ヤギのフレッシュチーズやタンドリーチキンなどと一緒に。

f:id:mukago3:20211005001559j:image先週と今週の読書はJean-Baptiste Del Amo "Pornographia"とLaurent Mauvignier "Loin d'eux"。Pornographiaは語彙に馴染みがなさすぎて3/4くらいしか読めず。Loin d'euxはとても良かった。比較的平易な語彙で話し言葉のように書かれていながら緊張感で読み進めてしまう。

以下Institut françaisが推薦している未翻訳のフランス語文学リストの紹介文引用

「世代間でのコミュニケーションの断絶を描いたこの小説は、故郷を離れ、家族 «「あいつら」から遠く離れて»(タイトルの意)家を出る青年、リュックを描いた物語です。読者は読み進むうちに、彼がパリで給士のアルバイトを始めることを知ります。この別離は、主人公が自殺に至るまでの沈黙によって強調されています。青年の死は、人々の間のコミュニケーションが不可能であること、タブーと秘密の重圧、言えない事柄を垣間見せます。Laurent MAUVIGNIER の処女作、『Loin d'eux』は、言葉に頼ることなく、破壊的な秘密を扱うことで繊細な領域に触れる、心理小説の傑作です。」

他のリスト(これとかこれとか)にある本とか、フランス人の友人からおすすめされた作家とか、読みたい本がたくさんあって嬉しい。