渡仏44週目 パリ、ボルドー
6月13〜19日
これまでの疲れが出たのか、体調を崩した。お腹を壊してほぼ液体のみで過ごす一週間。
まずはパリに数日滞在。さっぱりしたくて、5区にあるグラン・モスケ・ド・パリ併設のハマムへ。
変哲もない中庭の隅にひっそりと隠された扉を押すと、モロッコか中央アジアか?というような薄暗い空間が広がり、10代から70代くらいまでの女性がくつろいでいる。ドレスコードは「ビキニ(下のみ)」。
14日(火)、友人とモン・サン・ミシェルへ。一泊して満潮や干潮の移り変わりを楽しむ。ライトアップがなぜかなかったのが残念。
15日(水)、モン・サン・ミシェルから一気にボルドー まで移動。
16日からはヨーロッパ全土でla canicule猛暑。最高気温40℃超え。それでも比較的涼しい午前中を狙って近郊の街サンテミリオンでワイナリー見学。
この地域では数少ないbioワイン生産者を訪れることができて満足。
さらにそれより圧巻は、観光協会のツアーに参加しないと入れないcatacombe地下墓地、聖エミリオンが住んでいた洞窟、モノリス(一枚岩)教会、旧礼拝堂。個人所有なので写真禁止だけど、どれも一見の価値あり。
特に、岩を切り出してそれを売りつつ(売られた岩はボルドー の街づくりなどに使われた)、掘り進めて作られた半地下のモノリス教会が素晴らしい。
地下墓地も、巡礼の一環で死と昇天を疑似体験させる仕掛けなど、偉大な何かへの素朴な信仰心の名残を見た気分。
説明はフランス語だけ、でも事前に観光協会でかなり詳しい日本語の説明書を貰えるし、英語で質問も受けてくれる。サンテミリオンはワイン生産地以外の顔も必見だった。