6月25日から7月1日
日本の家族へのお土産を買ったり、荷造りを進めて不要なものは処分したり、掃除をしたりして帰国準備。
帰国後の所属部署も通知されていよいよ仕事が現実として向かってくる。
パリを歩いていて、スミレやバラの砂糖漬けを、ベルガモットのジェラートを、フェーブ・ドゥ・トンカのアイスを見つけ、彼女のことを思い出しながら口にする。
帰国と職場復帰によりパリから切り離されるのは良かったのかもしれない。ずっと彼女との記憶と繋がった土地で生活し続けるのはつらい。
帰りのフライトでは観たい映画もなくひたすらタブレットで漫画を読んだり、留学の記録をつけていた。