渡仏80週目 フェルメールの祭典
2月27日から3月5日
イースター休暇の1週間。週の前半は休暇明けに提出のレポートを書いていた。ライシテの授業で、与えられた課題は「イスラームの宗教指導者育成をめぐる問題」。イスラム教については、義務教育で習ったこと、大学のときに少しだけ勉強したイスラム法、それから伊達聖伸先生のライシテ入門本や公開されている論文からの知識しかなく、基礎的な勉強から。そもそも宗教指導者(イマーム)の育成が問題になっていることすら知らなかった。
週の後半はアムステルダムへ。2月から開催されている史上最大規模のフェルメール展が目当て。入場には日時指定で事前予約必須なんだけど、1ヶ月ほど前に旅程を立てたときにはすでに限られた日程の夜遅くの入場枠しか残っていなかった。なので好きなときに好きなだけ入場するため、美術館の友の会に入会。
滞在中、朝昼晩と毎日通った。
「デルフトの眺望」この黄色い壁を見にきたんだ!
夜の閉館1時間前くらいからは人もぐっと減り、じっくり眺めることができて最高。そして、いくら金土とはいえ夜9時に美術館にいるような人は少し変わっていて、鑑賞の仕方もクセがあり面白い。
フェルメールといえば真珠ということで、多くの女性が真珠の耳飾りをつけていたのも、いろんな方法でこの展覧会を楽しんでいるのが伝わってきて良かった。
初のオランダ、そしてフェルメールということでいろいろ読んで予習。
それから司馬遼太郎の「オランダ紀行」。偶然にも旅行の前日に立ち寄ったパリのブックオフで見つけた。
ゴッホ美術館もアンネフランクの家も行き逃したので、またアムステルダムに来る楽しみができた。