むかご日記

@霞ヶ関。2021年-2023年フランス留学(エクス・アン・プロヴァンス政治学院→パリ政治学院)

渡仏9週目の覚書 秋学期の折り返し

渡仏9週目 10月11〜17日

f:id:mukago3:20211018202747j:image大学図書館の定位置はステンドグラスの隣の奥まった席。

9月6日の週から始まった授業はこれで5回目を迎え、半分が終わった。先生からはぽつぽつ試験やレポートの準備をしっかりするように、とアナウンスされる。

f:id:mukago3:20211018202835j:image10月最後の週末までは夏時間なので、最近の日の出は7時50分くらい。8時からの一限がある日は暗いなか起き出して身支度をしていると家を出る少し前にようやく明るくなってくる。しばらく前から午前中の気温は一桁台で、朝はダウンジャケットを羽織っている人も多いくらい。午後1時を過ぎると20度近くまで上がり、日没の7時まで暖かいのでコートやジャケットを脱ぎ出す。日差しが強く日向にいると薄手の長袖でも汗ばむほど。

週末は友達に誘われて公園でカードゲーム。芝生に3時間座っていたらお尻が痛くなった。

f:id:mukago3:20211018202853j:image先週と今週の読書はFrédéric Beigbeder「Nouvelles sous ecstasy」とEmilienne Maffatto「Que sur toi se lamente le Tigre」。Frédéric Beigbederはベルギーからの留学生と本の話をしていたら勧められたので読んでみた。ちょっと軽薄すぎるかなというのが感想。Emilienne Maffattoのは2021年のゴンクール処女小説賞作品だと帯に書いてあったので手に取ってみた。現代イラクを舞台に、ギリシア悲劇のように定められた結末に向かって容赦なく突き進んでいく作品。読んでよかった。