渡仏69週目 モンペリエ、パリ

12月12〜18日

先週から引き続きモンペリエのホストマザー宅に滞在。月曜はホストシスターのアトリエに遊びに行く。

彼女はペーパーフラワーアーティストとして活動していて、会うたびに新しいクライアントのために新しいタイプの作品に取り組んでいる。目下の仕事はあるお菓子屋さんのバレンタイン装飾。対象店舗はパリとロンドンなので、来月には彼女の作品のディスプレイが見られるはずで楽しみ。

昔は倉庫だった建物を借りてアトリエとしてシェアしているとのこと。彼女が責任者なのでその管理や運営も細々と大変そう。今は暖房代をシェアメイトでどう負担するかで揉めているとのこと。

午後は街を散歩。女性による女性のための本屋さんって教えてもらったところでクリスマスのお供を物色。思い返せば今学期、常に課題に追われていて週末読書もできなかった。時間が全くないわけではないけど、気持ちに余裕がなかったなーと思う。

ホストマザーはよく本を読む方で、今年ノーベル文学賞を受賞した仏人女性作家アニー・エルノーも昔から読んでいるとのこと。

親との関係性、うつりかわうつり変わる戦後社会での立ち位置、個人的なことを第三者として語る書き方、ひとりの経験が仏社会を映し出す様。好きだけれどもあまりにもフランス人的なのでノーベル賞を取るとは全く思っていなかった、などなど。買ってきたハム類を並べて赤ワインを飲みながら夜遅くまで話す。

週の半ばにはパリに戻る。残っていた課題を終わらせたり、ご飯に行ったり、友だちが泊まりに来たり。近所のハンバーガー店が今年のパリ・バーガーウィークなるもので１位をとったと聞き、食べに行く。

二分割されて出てくるのを目ざとく察知し、違う種類を頼んでシェア。おいしい、けど高め。ハンバーガーにポテト、飲み物で30ユーロ弱。

週末は寒波で氷点下。ぬくぬく引きこもって過ごす。しばらく旅行だのなんだので人と会うことが続いたのでちょうど良い。