渡仏88週目から91週目 帰国が現実味を帯びてきて焦燥の1ヶ月
4月24日から5月21日
記録をしていないと1ヶ月前のことは遥かかなた。記録していても遠いことのようだけど。6月末日の帰国が決定して、焦るように、課題や授業などなどの合間に小旅行を詰め込む。
旅行中も移動時間には資料を読んだりレポートを書いたり、なんならオンライン打ち合わせもどんどん入ってくるのでカフェやテーブルを見つけてはパソコンを開く。
落ち着かないし疲れるし、こんなに慌ただしくなるよう予定を詰め込むなんて私らしくない。
パリでは夏を前にして蚤の市、フリーマーケットがそこかしこで開かれている。日曜日、勉強に疲れて外に出たら目の前でもフリーマーケット。業者のブースはさらっと流し、ご近所さんが不用品を出しているようなところを覗く。
すでに持っているサッチェルバッグの二回り小さい色違いを見つけたので買う。高校生か大学生くらいの兄妹が店番をしていてほほえましい。
修士の最終プロジェクトも佳境で、(主に人間関係の)問題がこじれて拡大して手に負えない。なるべく関わり合いになりたくないが強制的に巻き込まれると逃げようもなく。
そういえば、1週間ほど、とても丈夫な方なのにお腹を壊していて不思議だった。旅立ちとお腹の不調で細雪の結びを思い出す。