渡仏73週目 冬季集中プログラム
1月9〜15日
週の半ばから冬季集中プログラムが始まる。フランスの小中高は1月4日から授業だけど、大学の春学期はそれよりおそく、1月後半開始。修士に必要な単位を1年間で取らせるために、春学期の前に詰め込んでおこうという趣旨。1コマ4時間なので、途中に休憩を挟むとはいえちょっと疲れる。2コマ目の終わりには、何が話されているのか分からなくなってしまった。
休憩時間、空気を求めて、凍えながらも教室から出ると、隣にある教会のファサードがバロック様式なことに気づいた。
学校の中庭越しにみる教会。ファサードは本体に後からくっつけた感じ。
中に入るとこれはバロックではないような、、
昨年に提出したレポートの評価も少し返ってきた。「データの社会的側面」は個人課題よりグループワークの方が評価が高く、不思議。グループ内であまり話し合いがなく、個人ワークの寄せ集めだったのに。
「公共政策への分析的アプローチ」は「オリジナリティがあり大変興味深い、理論的背景も適切に言及されている、具体例の分析も良い、etc. All in all, very good! 」と妙に高評価。中間レポートは「表面的にすぎる」など散々な評価だったし、そこからクオリティが上がっているとは思えないのだけど。
自分が表面的であることはよくわかっていて、どんなことも入門編のその先に進めない。深い洞察ができず、物事を過度に単純化しようとする。今なんとか修士課程をやっていられるのも研究ではなくて学習のためのプログラムだからだなあと軋む心をなだめる。