むかご日記

@霞ヶ関。2021年-2023年フランス留学(エクス・アン・プロヴァンス政治学院→パリ政治学院)

渡仏85週目 気温上昇と課題進捗

4月3日から9日 青空が広がり最高気温が17℃。いつまでも日の沈まない夏が近づいている。

f:id:mukago3:20230412183319j:imageそして遅々として進まず最近のストレスになっていた課題に、ついに進捗!

グループ課題で、自分さえ頑張れば終わるというわけではない。タスクを決めるのにひと揉め、決められたタスクは締め切りまでに終わっていない、又は超低レベル。のんびり系のメンバーたちは1週間でメールを一通送っただけで満足している。

f:id:mukago3:20230412183418j:image仕方ないので、必要だと思うことを一人でコツコツ調べてまとめて定期ミーティングでグループに共有、次の段階に進めてきた。それがここ数週間は次の段階に進む了解を得るのに苦労。

この分野は専門じゃないからわからない、次の段階に進めるにはもっと勉強しないといけないと言いつつ、言うだけで勉強しないので何も進まない。これを読むといいのでは?このキーワードで調べたら?と提案しても読まない、調べない。

f:id:mukago3:20230412183444j:image無駄だと思いつつメンバーが欲しがっているものを作り、締め切りまで時間がないこともアピールしてようやく次の段階に進められた(メンバーもその間、的外れで無意味で成果に現れない何かしらを頑張っていた、一応)。3ヶ月かけてスタート地点に立てたかなレベル。でも、ほっと一息。

f:id:mukago3:20230412183526j:image夜にはオペラ「ハムレット」と、劇「Oublie-Moi」。オペラは演出が複雑すぎて難しい。そもそも終演が23時過ぎなので眠いし生活サイクルが狂う。

f:id:mukago3:20230412183601j:image劇は演出と役者の力に圧倒された。ベタなラブストーリー、小劇場で舞台もシンプル、場面転換なんてなし、役者は2名だけ。でも引き込んでくる。啜り泣きが聞こえてくるのもスタンディングオペレーションが発生するのも初めて。普通の人の普通の娯楽として、とても高い完成度。

f:id:mukago3:20230412183619j:imageパリで借りているアパートも6月いっぱいで解約なので、少し前から内見が入ってきている。こちらでは前の住人がいても内見をする、というかそれが普通。退去前に清掃業者を入れることもないし。私はこまめに掃除してかなり綺麗に使っているので(と言うか水回りなんて入居前より清潔)、良い店子だと思う。

f:id:mukago3:20230412183651j:image内見には仲介する不動産業者や大家が同行することもあれば、内見希望者が一人で来ることも。今回はひとり。ウクライナの女性。パリでの住居探しの難しさを嘆き合うなか、キーウには広くて快適な家を持っていたのに人生ガラッと変わってしまった、とさらっと言っていた。